※この物語は、10年以上前に制作されたものですので現在と少し変わってるところがあるかもしれませんがご了承ください。
燃えよ!!DANCE研究所
登場人物 | ||
博士 | ダンス研究所の木田博士 日夜、ダンスを研究する。 |
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真知子 | 新人の研究生 AB型のふたご座 |
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大くん | 博士の下で働くやり手の助手 趣味は、スーパー銭湯に行くこと |
それでは物語の始まりです
研究所 |
この物語はフィクションです
第3話/ 夏はやっぱりの巻 | ||
本日も、平和なダンス研究所の お昼休みであります |
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大くん | ふむふむ なるほどなるほど |
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真知子 | 大くん、なに読んでるの? 休み時間まで研究? |
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大くん | これ面白いんですよ。 「良く当たる性格診断」っていう本なんですけど 自分を診断したんですが本当に当たってるんですよ。 |
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真知子 | すごーい 私もやってみたいな 読み終わったら貸してくれないかな? |
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大くん | はい、もうすぐ読み終わりますから、そしたらどうぞ。 | |
真知子 | ほんとに? やったぁ!! |
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博士 | いやぁ、美味かった。 珍宝軒のチャオズ(餃子)をリャンガー(2人前)も食べてしまったよ。 |
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真知子 | あっ、博士お帰りなさい。 今度、私もお供させてくださいね。珍宝軒 |
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大くん | よーし、午後もがんばるぞー 真知子さん、本読み終えましたから、ここに置いておきますね。 |
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真知子 | ありがとう大くん | |
客 | おじゃまします~・・。 | |
博士 | さっそくお客さんかな? はーい、どうぞお入りください。 |
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あすなろ | こんにちは~ 自分は、あすなろと申します~ |
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一同 | ひょえー!! やっぱり夏は納涼ストーリーなのね |
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あすなろ | ごめんなさい。 おどかせてしまったようですね 幽霊じゃないのでご安心ください。 |
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博士 | いやいや、 こちらこそ初対面の方に失礼をいたしました。 |
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真知子 | 今日は、何かご相談ですか? なんなりとおっしゃってください。 |
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あすなろ | はい、自分はダンスを3年ほどやってるんですが 一向に上手くならなくて、このままじゃ チームメンバーからはずされそうなんです |
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大くん | それは、深刻な問題ですね。3年だと、それなりに上手くなるとは思うんですが気にしすぎじゃないですか? | |
あすなろ | お言葉を返すようですが、 ここに励ましの言葉をいただきに来たわけじゃないので 具体的な事を相談したいのです。 |
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博士 | 練習方法や練習内容に問題があるのかもしれませんね。 ちょっとお聞かせいただけますか? |
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あすなろ | 自分は、一日4時間の練習とスクールも週3回行っていますし、人並み以上に努力はしているつもりです。 | |
真知子 | それだけ、練習熱心なら思ってるより上手いんじゃないですか? 少し見せてもらえませんか?あすなろさんの踊りを。 |
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博士 | そうだね、一度見せてもらわないとなんとも言えませんね 大くん、録画の準備をしてくれ。 |
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大くん | もう、スタンバイしています いつでも録画できます。 |
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博士 | さすが、大くん さほど気が利くとみた。 |
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そして、あすなろくんの踊りを録画することに。 さて、その結果はいかに |
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あすなろ | ぜえぜえ、 一生懸命やりましたのでよろしくお願いします。 ぜえぜえ |
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博士 | お疲れさまだったね。 今見た感じだと、やはりちゃんと練習をしている感じだし、 なかなか良いと思うよ。 |
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大くん | 僕もそんなに悪く無いと思いますけど。 | |
あすなろ | お気を使わずはっきり言ってください | |
真知子 | 博士や大くんのおっしゃる通り、そんなに悪くはないんですが、ただなんか おおざっぱな感じで想像してたのとは全然違いました。 |
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博士 | 確かに、見た目と違っておおざっぱで荒々しい感じはしましたね。 | |
大くん | あすなろくんの見た目からすると、もっと消極的な踊りをすると思ってましたが、実際はちょっと違いますね。 | |
博士 | ダンスは性格が結構出るもんなんだけど・・・。 | |
真知子 | そうか!もしかしたら、あすなろ君の性格を見た目の印象だけで決めつけて ダンスを見たから意外だったのかも。 |
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大くん | あっ!真知子さんに貸した本。 「良く当たる性格診断」をあすなろくんにやってもらいましょうよ。 |
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博士 | なんだね?そんなに当たるのかい? | |
真知子 | らしいですよ。 じゃあ、あすなろくんの性格診断をさっそくやってみましょう。 |
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あすなろ | できました。僕の性格ってどんなのでしょう?・・・ | |
大くん | 結果が出ましたよ。「あなたは、おおざっぱな性格で、時に荒々しくもあります。~中略~ 集団での行動が苦手なあなたのラッキーナンバーは9、ラッキーアイテムは紙せっけん」だそうです。 |
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あすなろ | やはり、そうでしたか。 チームメンバーからも、同じように指摘されましたし、 私も確かにおおざっぱな性格だと思います。当たっていると思います。 |
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真知子 | すごーい。本当に当たるんだね。ダンスと性格ってやはり関係あるんですね。 ものすごく勉強になりました。 |
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大くん | ねっ、当たるでしょ。 | |
あすなろ | 自分の性格を、もう一度見直さなければいけませんね。 | |
博士 | 性格は、なかなか直せないが 踊る上でのメンタルな部分は鍛えていくとダンスも絶対良くなると思うよ きちっと踊ることも、ダンスには重要だからね。 |
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あすなろ | ありがとうございます。これからは、 チームメンバーにも嫌われないようにメンタルな部分も少しずつ鍛えていく努力をします。 |
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大くん | あすなろさんは前向きだから、きっと良くなりますよ。 あせらず頑張ってくださいね。 |
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真知子 | また、いつでも困ったことがあれば、お越しくださいね。 | |
あすなろ | それでは、失礼します。 相談に乗っていただいてありがとうございました。 |
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ダンスに真剣なあまりに、深く悩むこともあるけど みんな通る道ですもんね |
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博士 | 若者よ、おおいに悩め! そして壁にぶち当たって鼻血を出すが良い。 |
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客 | すいませーん | |
山中 | 山中 すぐると言います 全然ダンスが上手くならなくて悩んでいます。 |
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大くん | さっきと同じ悩みだから、さっそくみて見ましょう。 | |
山中 | どうですか?ぜぇぜぇ・・・ 僕のダンスはどこが悪いんでしょうか? |
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大くん | うーん・・・なかなかのもんだと思いますけど・・・。 あっ、全然気を使ったりしてなく、正直な意見なんですよ。 |
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山中 | 本当ですか?・・・・よかった・・・。 | |
大くん | 博士も、真知子さんも、そう思いますよね? | |
真知子 | 大くん、さっきから何、独り言言ってるの? | |
大くん | 独り言じゃないですよ。山中さんのことですよ。 | |
博士 | きっと大くんは相談者に対するリハーサルをしてるんだよ ねっ? |
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大くん | いやですよ、博士まで・・・・ 山中さんの踊り見なかったんですか? |
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博士 真知子 |
大くん、大丈夫? | |
大くん | 山中さん、どうもすいません。みんなどうかしてるようなんで・・・・。 って山中さん・・・・ |
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大くん | やま・・・・?? | |
大くん | ぎゃーーーーーーーっ!! | |
山中 | やっぱ夏は納涼でしょ! |